AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する

  ★病人天使★  


   2000年も年の暮れ・・・・天使ちゃんのはずである私が、10年間患った扁桃腺を とうとう手術
   しなければならなくなり2001年年明け早々入院、手術をし、患者さんの立場になってしまいました・・・
   天使ちゃんが患者さんになったら こんな風になっちゃいましたよーというお話です。
   日記形式に書いてみました。

                                 ★

入院2日前〜 とうとう入院を2日後に控え、気にしていないつもりだったのに 
       不眠状態となってしまいました。
       やっぱ私ってなかなかナイーブだなあ・・・(笑)

入院前日〜 今日もあまりすっきり眠れませんでしたが、天使のお仕事が今日まであるので 
       頑張って仕事に行ってきました。仕事から帰ってからは入院の準備です。
       10日間の入院なので病院で洗濯をしなくて良いように、バスタオルやパジャマなどなど
       多めにバッグにつめこみました。

       入院するとアナムネーゼといって現病歴,既往歴、家族について、生活の様子などなど
       聞かれるのですが、私は自分の勤める病院に入院することになってるので 
       自分で指定の用紙に記入して、持参することにしました。
       そうする事で看護婦さんがそれに費やす時間が浮くし、
       楽だろうなーとおもったので。(やっぱ,この辺が普通の人と違う所だろうなあ〜)
       これから入院の予定がある人で、色々な病気などで入退院を結構している人は
       メモなどに整理しておくといいですよ。

入院日〜10:30頃までに入院係へと言われていたのですが、朝から洗濯物を干し、
       食器洗浄器をセットし、子供達の準備をしていたらあっという間に10:00が過ぎ、
       旦那に送ってもらって病院にたどり着いたら11:00を過ぎていました。わはは。
       でも、昨日書いておいたアナムネーゼのお陰で、入院時から特にすることはなく
       看護婦さん達にも
       「わからないところがあれば聞いてね。でも、前にいたところだからわかるよねー」
       っていわれて終わり。そう、入院した病棟は3年くらい前に自分で勤めていた
       病棟だったのです。
       ダンナ子供もすぐ帰ってしまい、さっそく売店まで漫画を買いに行きました。

手術前日〜今日は全くヒマでヒマでしかたない。誰もこないし、検査もない。
       お風呂に入ってボーっとしてるだけ。

       全身麻酔の手術なので 麻酔科の先生が来室し、「心配な事は無いかい?」って聞く。
       よっぽど「手術前に眠くなる注射しますよね〜、アレ痛くないのにしてください」
       と言いたいところでしたが、良い子ぶってしまい、
       「ハイ!!大丈夫です〜〜」とカラ元気に答えてしまいました。
       でも、心の中では「患者さんたち手術前にする注射痛いって皆言ってたし、やだな〜」なんて
       思っていたんです。ナーイーブに続き結構気の小さい私発見!!

       夜、ぐっすり眠れるようにと睡眠薬をもらいましたが 飲んでもぜんぜん眠くならなかったので
       ひそかに自分で持っていた睡眠薬を半分だけ飲んで ぐっすり眠りました。
       もちろんこのことは看護婦さんにはナイショですよ。

手術当日〜とうとう手術の日がやってきました。
       昨日の21時から絶飲絶食になり(タバコを吸う人は もちろんタバコも禁止です。
       私は吸わないけどね)
       喉も渇いていますが、うがいだけしてガマンガマン。

       朝7:00に浣腸の時間です。浣腸をかけたのは3度目。出産した時に2度経験済みだったから
       これに関しては、あまり心配も無く、看護婦さんが
       「自分で出来そうだったら自分でやっていいですよ」
       と言ってくれた。遠慮なく自分でトイレに行き浣腸をかけ、ゆっくり用が足せそうなトイレに移動。
       なんたって浣腸のあとの御用ときたら音が・・・・・・ね。
       浣腸かけたことがある人ならわかりますよね?
       カミナリ状態ってことだけ言っておきます(笑)
       でも、一般の手術患者さんは看護婦さんに浣腸してもらい、出た物がどれだけあったか
       観察してもらわないと いけないので、用が済むまで水も流せないという・・・・
       ちょっとためらっちゃうよねー。

       その後は手術の為の点滴をして診察を受け、あとはひたすらベッドに横になるだけ。
       点滴をしているのであまりおなかも減らず、お昼過ぎ 何をしたわけでもないのにウトウト・・・
       30分ウトウトしたら、「わ!!寝ちゃったよお〜」と、ちょっとビックリして起きました。
       時計を見るともうすぐ13:30
       「そろそろ注射かあ・・・・」
       「あ、トイレ行って来よう」
       パンツも脱いでT字帯(ようするにフンドシ)にとりかえました。(想像しちゃイヤ〜よ)
       「あ〜あ、この年になってフンドシかよー、人には見せられないなあ・・・」なんて
       見られるのは手術室の看護婦さんたちだけなのに ちょっと考えたりしていました。
       なんと、T字帯をつけ終わった直後に旦那登場!!
       ふう・・・見られなくって良かった。旦那に見られたら完全に笑いの種だし。
       何年言われるかわかったもんじゃない。あぶないあぶない。
       で、「ちょっとタバコ買いに行って来る」そう言っていなくなった直後
       とうとう「注射しますよ〜」と看護婦さん登場
       「その注射何入ってる?」とかるーくチェック(顔はかなり引きつっていた気がする)
       看護婦さんが教えてくれた内容には 私が1番いやだと思っていた注射が
       おもいっきり入ってましたが、「しかたないなー」と観念し、注射を打ってもらいました。
       針を刺した時は全然痛くなかった。
       ・・・・・う、ちっとだけ痛い・・・・でも、なんだこんなもんか。
       みんなが痛い痛いというので どんなに痛いんだろうと誇大な想像をしていた私は
       拍子抜けしちゃいましたね。

       普通注射後30分くらいで手術室へ移送されますが、まだ ちい〜〜〜っとも注射が効かず
       全く眠くないまま、それにでかけた旦那も戻ってこないまま「入室だって」といわれて 
       見送られる事も無く、慌しく病棟を後にしたのでした。なんとなくTVとかでさあ〜
       「頑張ってこいよ〜」とかっていうシーンあるよね、ああいうのちょっと期待してた私は
       さみしい・・・って思ってました。
       今まではベッドを押して連れて行くのが私の仕事だったのに、今日はベッドに横たわっているのが
       自分です。
       見える景色も、いつものそれとは 随分違って見えました。
       そうこう考えていたら あっという間に手術室到着。手術着に着替え、帽子をかぶっていざ!!
       
       手術台へ自力で移った後は1分も起きていただろうか???
       先生の「(眠らせる注射を)入れてください」の声が聞えて、自分の中で
       「1・2・3・・・・」
       たった3秒で全く何にもわからなくなりました。夢もまったく見ない無の中でした。
       
       「終わりましたよー、わかりますかー?」と医者の声が遠くで聞える・・・・
       でも、目が開かない。
       んーーーー、なんでだろう?
       わかってるよーーーー、でも目が・・・・
       目があかないから、とりあえずうなずいておこう。・・・・うんうん。
       次の瞬間、口の中から気管に入れていた人工呼吸器の管がズルズルと引き出されました。
       それはまるで 口から出産した気分によく似ていたような・・・・
       その後はまたしばらく夢の中。

       病棟の看護婦さんが私を呼んでいる声がした。でもやっぱり目が開かない。
       なんとなく頭の中で「終わったんだな」と思った。病室に戻ってきている事もなんとなく感じた。
       手術後はきっと すごい痛いだろうなーと思っていたけど、不思議とそんなに痛くない。
       「そうでもないじゃん・・・・」なんて考えていた。

       次に片方の目がようやく開くようになったら 激痛!!目が開くって事は麻酔が切れてきたって
       ことだもんね、そりゃ痛いよね。
       「んんんーーーー、痛くなってきた」と訴えたら 付き添っていた母が
       看護婦さんに言ってきてくれた。
       看護婦さんが座薬を持って登場したのが見えたので ちょうだいの手を出してみたら
       看護婦さんも母もそばで苦笑い。
       (まだすっかり麻酔醒めてないのに自分で入れるって〜?)ってかんじ。
       でも、しっかり自分で入れました。ははは、根性だなとさすがに思ったけどね。

       そして、いつも聞きなれたアナウンスが流れました。
       「只今19時10分前です。面会時間は午後7時までとなっておりますので・・・・・・・・」
       片目を開けて旦那をみて 「車何処に止めた?」なんて人に心配してる私。
       旦那に手を振ってまた眠った。

       手術後3時間までもう少し、というところで、すっかり目が醒めた。
       痛みは落ち着いている。出血もしていない。タバコも吸わないので痰もあんまりでない。
       タバコを吸う人はここが大変。喉も痛いのに痰が結構出るから。
       出血予防の為、あまり力を入れられないので辛い思いをするらしい。
       ああ、やめといてよかった。(笑)

       そうしたらなんだか酸素マスクがとっても邪魔、かえって息苦しさを感じ
       マスクはずそうとしたら「もう少しだからがんばってマスクしてようね」と
       看護婦さんに言われてしまい、飾り程度に置いておくことにした。
       「3時間たったのでマスクとっていいよ。行けそうならトイレも歩いて良いし、水も飲んで良いよ」
       と声を掛けてもらったが トイレより水をのむよりしたい事があった。
       座りたい・・・・・・・腰いた〜〜〜〜〜〜い!!
       んで、おもむろにベッドに座ってみた。
       そこに手術をしてくれた先生たちが見にきた。私が座って母と話をしている所を見て
       「すごい元気だな、こんなに元気な人もめずらしい!!」といった。でも、自分でもそう思った。
       自分がここの病棟で患者さんを見ていたときは ここまで元気な奴いなかったよな、
       やっぱりこれって若さ?なの?
       「ひどい癒着でかなり時間がかかりましたし、傷も大きいです。痛みも強いかも知れません。
       ・・・・・・でも、元気だよね?すごいな、ははは」
       みせてもらった自分の扁桃腺は普通の人の倍くらいある肥大しまっくったモノでした。

       その後は腰に湿布を貼ってもらい、寝たり起きたりを繰り返し、白々と夜が明けていきました。





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