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私が手術をしなければならなくなった病気「慢性扁桃炎」について、少し書いてみたいと思います。


1.扁桃腺の役割って?


    のどというのは息や食べ物の入り口になっています。扁桃腺は外のばい菌が体の中に入ってこないように
   「番」をしている機関です。
    扁桃腺は、皆さんがご存知の喉の入り口にある扁桃腺(口蓋扁桃といいます)のほかにも
   喉を囲むように、咽頭扁桃、耳管扁桃、舌扁桃があって普段は見えませんが、
   これら全てで ばい菌の進入を防御してくれています。 
    扁桃にはリンパ球が沢山います。リンパ球は「みはり番」のような役割をはたしています。


2.扁桃炎とは?


    健康な人でも、喉や鼻の中に常在菌と呼ばれる細菌がいますが、
   通常これらの菌は人体に害を及ぼすような事はしません。
   しかし、風邪をひいたり、疲労などで体力が落ちると、それらの菌は、俄然力をつけ、暴れだしはじめます。
   そうして毒素を出すようになるのです。毒素が出されると、熱が出たり、扁桃腺が赤く腫れ上がったり
   白いポツポツが出来たりするようになります。
   これが「急性扁桃炎」といいます。これを繰り返すようになると「慢性扁桃炎」へ悪化してしまいます。
   私の状態は「慢性扁桃炎」が10年も繰り返している状態だったのです。

3.なぜ手術をしなければならないのか?


    まず、慢性扁桃炎に移行してしまうと、年に数回、熱が出たりなどの症状を繰り返します。
   もうそれ自体、異常なことです。更に、扁桃炎が原因で合併症を引き起こす事があります。
   「たかが扁桃腺」と思うかもしれませんが、心臓や腎臓を悪くしたり、関節リュウマチなどの
   原因になることもあります。
   たかが扁桃腺で心臓や腎臓など一生ものの病気になってしまったら、泣くにも泣けませんよね。


4.扁桃摘出術(手術)について


    以前、扁桃摘出術は部分麻酔で(意識のある状態)行われていましたが、現在は多分ほとんど
   全身麻酔(眠った状態)で行われていると思われます。

   手術自体は1時間程度で終わりますが、炎症を繰り返せば繰り返すほど、手術時間も
   長くなるし、(といっても麻酔時間とあわせて2時間程度)手術後の痛みも続きます。

    手術は電気メスで扁桃腺を切除します。出血を止めながら手術していくので、
   思ったほど出血はしません。ですが、手術後24時間以内は出血しやすい状態にあるため、
   看護婦たちも常に気を使って観察していきます。
   喉に無理がかからないようにしていれば、ほとんど出血はしませんが、
   まれに(20人に一人くらいの割合で)出血する人もいるようです。出血したほとんどの人は、
   その場で適切な処置をしてもらう事で止血しますが、それでも止血されない場合は
   再度手術室に入って止血をすることになりますが、まずそのような人は滅多にいませんので安心して下さい。

    手術後約1週間から2週間たつと、喉の痛みもおさまってきて、固い物を食べた事による
   出血の恐れがあります。
   痛みが良くなってきても手術をした傷口はまだ万全ではありませんので、自分で注意していく必要があります。

    入院は10日前後で、費用は病院にもよりますが、2割負担で10万前後、
   3割負担で15万前後と思われます。
   手続きをすることで、社会保険などから一部返金されます。


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